アミオット・セルベーユ(Amiot-Servelle)

2.ワイン造りについて

2003年からすべての畑は有機栽培に切り替えています。有機堆肥のみ使用し、定期的に耕しています。バイオダイナミズムについては、慎重に見極めをしようとしています。収量の低いクローン苗を意識的に植え、プルーニングは強くし、必要ならば摘果も実施しています。収穫は地域でも最も遅い部類に属し、良く熟した葡萄を集めようとしています。

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このドメーヌも、かっては目立たなかったドメーヌですが、1980年代に義理の息子、クリスチャン・アミオット(Christian Amiot)が参加したことにより輝きを取り戻した例の一つです。モレ・サンドニのワインメーカーの息子であったクリスチャンは1975年にエリザベス・セルビーユと結婚し、彼女の父、ジーン(Jean)のドメーヌ、セルビーユ・タショット(Servelle-Tachot)を81年から手伝い始めました。1989年にジーンの死により、アミオット・セルベーユに変更しました。

By Remington Norman &Charles Taylor)

(“The Great Domaine of Burgandy”

Les Amoureusesの畑、Vougeotを望む

 Christian Amiot

(“Grand Cru” By Remington Norman)

1.ワインとクリマについて

シャンボール・ミズュニイに特化したドメーヌですが、そのワインは他のトップドメーヌのものよりも芳醇で、濃いフルボディのワインです。むしろモレサンドニ・タイプのワインなのはクリスチャンの出身と関係があるのかもしれません。アムルーズはシャンボールで最高のプレミア・クリュですし、その他のプレミア・クリュもいずれ劣らぬ良い畑です。珍しいのはシャルドネとアリゴテの白ワインの畑を合計約１haもっていることです。

2005年のような良い年には20%程度茎を残しましたが、通常は全て捨てます。5-6日の１０℃でのコールド・マセレーションの後発酵に入りますが、葡萄の皮をいつ徐去するかについてはテイスティングをしながら２０-２４日の間で弾力的に決めます。新樽は10-50%の範囲で使用し、焼き入れは軽めを選びます。ラッキングは１度で、通常１８ヶ月目に濾過せず瓶詰します。