ここのワインは色が濃く、ストラクチャーもあり、豊作年のものは香りも高く、お値打ちものです。悪い年のものはただ単に渋くて、粗野に尽きます。往年はボーヌの赤ワインに混入させて、増量とストラクチャーの補充に使われていました。現にこの地域の最大のプロバティはニュイ・サン・ジョルジュのネゴシアン兼ドメーヌのフェブリーで、60haの畑を所有しています。またそのドメーヌのうち”Clos du Roy”は自然の屋外劇場のような形をした陽だまりで、南からの陽光を集める最良の畑とも言われています。

メルキュレイ(Mercurey)のクリのについて

生産量は26万hlとシャロネーズでは最大で、良く市場に出回っています。白ワインは10%程度と圧倒的に赤ワインの産地です。

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　メルキュレイのクリマはリューリィの南東に接しています。地域には7つの小さな丘があり、その南東斜面に細かく111に分かれた小さな畑があります。奇妙なことにプレミア・クリュは30にも満たない極一部です。そのクリマがなぜプレミア・クリュに分類されたかの理由は明確ではありません。クリュ・ワインより良い村名ワインがあるとはよく言われることです。

（Ｔｈｅ　Ｗｉｎｅｓ　ｏｆ　Ｂｕｒｇａｎｄｙ　ｂｙ　Ｃｌｉｖｅ　Ｃｏａｔｅｓ）